ベトナムで働くための準備③

前回の続きとなります。

必要な書類が揃ったら、ベトナム領事館で就労ビザを取得する必要があります。
現地採用の場合、就労ビザ申請にあたってビザ発行の申請書だけでなく、就労ビザ発給許可番号も必要となります。

就労ビザ発給許可番号は、事前に就職先の企業がベトナム政府に申請します。
番号が発行されたら、就職先の企業に就労ビザ発給許可公文書が送られてくるので、それを自分の手元に送ってもらいます。
なお、就労ビザ発給許可番号が発行されるまで10日くらいかかります。

また、ビザ発行の申請書も事前に準備する事を勧めます。
申請書のフォーマットはベトナム領事館のサイトからダウンロードできます。
※領事館でも申請書は書けます

就労ビザを無事に取得したので、必要書類を持参してベトナムに入国しましょう!

◆◆◆ ここからは、ベトナム入国後の話となります。 ◆◆◆
特に順番は決まってませんが、就労ビザの有効期間内に以下の準備を進めます。

  1. 証明写真用意する
  2. ベトナムの病院で健康診断を受ける
  3. ベトナムでの無犯罪歴証明書を取得する

写真はどこか適当な写真屋さんで撮れば問題ありません。
もし近所に写真屋さんがなかったら、総務部に情報をもらってみてください。
写真ですが、以下の条件を満たしてください。

  • 4cm×6cmのサイズで2枚
  • 無帽
  • 背景白
  • 眼鏡無し
  • 前髪が眉毛にかからないようにする

上記の内容を満たしていて、かつ6ヶ月以内に撮影した写真であれば、日本で撮影した写真でも問題ありません

次に健康診断ですが、まずは日程を会社の総務部の方と話し合って決めて、病院への予約をしてもらいます。
病院の予約が取れたら、パスポートを持参して、総務部の方と一緒に病院へ行って診断を受けてください。
6ヶ月以内であれば日本で受けた健康診断書でも問題無いようですが、
日本の医師から「働くに当たり問題のない健康状態である」と明記してもらったり、
またベトナム指定病院の診断項目が必要となるため、ベトナムの指定病院での受診が推奨されています。
※実際に、私も会社から「健康診断は現地で受けてください」と言われました

最後はベトナムでの無犯罪歴証明書ですが、これは以下の書類を用意してください。

  • 申請書
  • 公安居住証明原本
  • パスポート原本と全ページのコピー

まず申請書ですが、こちらを参考にしながら頑張って記述してみましょう!
※総務部の方に必ずチェックしてもらってください

次に公安居住証明原本ですが、これは自分が住んでいるアパートの大家さんに依頼して発行してもらいます。
自分と大家さんが同じ言語で会話できれば問題ありませんが、双方とも母国語のみである場合、自宅の情報(アパートの契約書など)を総務部の方に提示して、助けてもらいましょう。

パスポートのコピーは、オフィスのスキャナやコピー機を借りれば問題ないので省きます。

全ての書類が準備できたら、総務部の方と一緒に現地の法務局へ行きましょう。
その時はパスポートを持参してください。
なお、ベトナムの無犯罪歴証明書の発行は約20営業日(約1ヶ月)かかります。
就労ビザの期間を考えると、ベトナムの無犯罪歴証明書の準備は早急に行う必要があります。

◆◆◆ ここからは、ワークパーミット取得までの話となります ◆◆◆
2枚の写真、健康診断書、ベトナムでの無犯罪歴証明書の3点が無事に揃ったら、ベトナム政府にワークパーミットを申請します。
ワークパーミットの申請を行うにあたって、パスポートをベトナム政府に預ける必要があります。
預ける期間は約1週間です。
この期間、身分証明が必要な行動(飛行機での移動、ホテルへの宿泊など)は控えてください。

ワークパーミットが発行されたら、同時にレジデンスカードも発行されます。
ワークパーミットは会社で保管、レジデンスカードは自分の手元に保管という形になるかと思います。
※パスポートもちゃんと返ってくるので安心してください(笑)

これで、堂々とベトナムの空の下で仕事をする事ができます!
それと同時に、レジデンスカードの有効期間内はビザ無しでベトナムに入国できます!

3回に渡っての投稿で、読むだけで疲れるような文章となってしまい恐縮です。
今後は、短い文章&画像アップを心掛けて投稿するよう努めます。

また、サイト内の構成も色々と(多々?)改善していくよう努めます!

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